本来、医行為(医療行為)をおこなうには医師や看護師などの免許が必要ですが、介護の現場では、医療的なニーズを抱えた利用者は増加の一途をたどっています。そんな状況に対応するため、厚生労働省は、介護現場で実施されることが多いと考えられる行為を中心に、介護職でも実施できる行為を「原則として医行為ではない行為」と定め、2005年から整備してきました。そして2025年に「原則として医行為ではない行為ガイドライン」を策定・公表。具体的な手順や注意点が記載されており、詳しくてわかりやすい内容になっています。
へるぱるでは、介護職が特に気をつけたい点に注目し、「きほんノート」と銘打って読み解いています。
『へるぱる 2026 7・8月』で取り上げるテーマは、【動脈血酸素飽和度測定】。具体的な行為としてはパルスオキシメーターを装着し、数値を確認する行為です。動脈血酸素飽和度(SpO₂)とは何なのか。その数値が低いと、どういう危険があるのか。ホームヘルパーができる行為は何か。装着前にチェックするべきことは? など、正しく測定して記録するために必要なこと、気をつけたいことをガイドライン上の手順に沿って「ここ大事!」「もっとくわしく」と、イラストを用いて丁寧に解説します。
ぜひ、「医行為ではない行為」をおこなう際の手順や注意点の参考にしてください。
監修/遠矢純一郎
桜新町アーバンクリニック院長。総合内科専門医、日本在宅医学会指導医、スウェーデン・カロリンスカ医科大学 認知症ケア修士。1992年鹿児島大学医学部卒業。大学病院・公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。2004年から在宅医療に取り組み、2009年より現職。東京・世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践している。
イラスト/ササキサキコ

