ノーリフト®ケアは、利用者の安全だけでなく、介助者の安全も守り、働きやすい職場づくりを目指す取り組みです。介助者の身体の使い方を見直す「介助技術」だけでなく、労働安全衛生の観点から「事業所の取り組み」としても全体で進めていきましょう。
上のイラストは、前号(『へるぱる2026 5・6月』)で、現場のホームヘルパーから挙げられたリスクの場面です。数多くのリスクが挙がってきた場合に、対処すべき優先度はどうやって決めればよいのでしょうか。
それを分析し、リスク高・中・低と分類して対策の優先度を決定するための見積もり基準を、表にして『へるぱる 2026 7・8月』に掲載しています。
基準に従って判定した結果、上のイラストのリスクは、緊急性の高い「高リスク判定」となりました。判定したら、次はリスクを減らす取り組みに進みます。次の段階であるリスク低減のためのプランニングは、9・10月号で解説予定です。少しお待たせしてしまいますが、順を追って、複数の事例を丁寧に取り上げていきます。ぜひ自事業所の事例と思って、誌面をご確認ください。
今号の連載後半ページでは、「介助技術」の解説として「寝返り」「起き上がり」「立ち上がり」「座り直し」を取り上げています。あわせて、参考にしてください。
監修/一般社団法人 ナチュラルハートフルケアネットワーク
現場で働く全ての人へ安全な働き方ができるための体制づくりと、ケアを受ける全ての人が自立を促進でき、二次障害をつくらない環境やケアを広げるための活動を全国で行っている。
担当/下元佳子・福島寿道・安武哲宏
イラスト/morockme

