訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

【事故再発防止】正直に報告しやすい事業所をめざす

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【事故再発防止】正直に報告しやすい事業所をめざす

事実を正確に捉えるためにはホームヘルパーの協力が必須

訪問介護では、ホームヘルパーが一人で訪問し、主に利用者の家庭内という“密室”でサービスを提供します。「報告したら厳しく叱責されるだろう」「自分が責任を負わなければならない」といった気持ちが強くなればなるほど、ホームヘルパーが客観的で正確な報告をするのは難しくなってしまいます。

正しい事故報告をもとに利用者へのケアを向上・改善させるためにも、正直に報告しやすい体制づくりは、管理者にとって重要な責務の一つです。それを実現するためには、

  • 正直に報告すること自体が評価に値する
  • 事故は「個人」ではなく「事業所」の責任
  • 正確な情報があってこそ再発防止につながる

というメッセージを、繰り返しホームヘルパーへ伝えていくことが大切です。「報告しづらい事業所」ではなく、「情報共有した方が安心できる事業所」と感じてもらえるように、日ごろからの声かけや雰囲気づくりにも目を向けてみましょう。

本誌では事例をもとにした事故分析シートの作り方や再発防止チェックシートを交えて詳しく解説しています。

 

監修/倉井千恵
セコム医療システム株式会社 ケアサービス部課長。看護師、ケアマネージャー。1998年に入社。訪問看護、訪問介護、ケアマネジャーの実務を経て、現職。在宅介護を展開する部署で、おもに組織作り、人材の育成を担当。

イラスト/みやれいこ

この記事は『へるぱる 2019年7・8月号』に掲載されています

巻頭特集は「福祉用具を見直そう!」です。介護ベッド、車いすなどの基本の福祉用具の使い方として、“意外に知られていない機能”プロの介護職として知っておきたいことを改めて考えます。

また、高齢者の脱水・熱中症が毎年問題になっていますが、その早目の対策&「事故再発防止」を、研修特集としてお届けします。

へるぱる2019年7・8月号

特集内容

巻頭特集

利用者に合った使い方、できていますか?

福祉用具を見直そう!

研修特集1

早め早めが何より重要!

脱水・熱中症予防

研修特集2

個別の分析が

事故再発防止につながる!

  • 症状別介護の基本[第3回]
    ─脳血管障害─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第3回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第3回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第3回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
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