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ちゃんと食べてないかも!?と思ったら、咀嚼・嚥下をチェック

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ちゃんと食べてないかも!?と思ったら、咀嚼・嚥下をチェック

実は低栄養に陥っている高齢者が非常に多く、社会問題にもなっています。食べない(食べられない)理由から、まずは探っていきましょう。

食べない(食べられない)理由で、一番多いのが実は咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)の問題です。ちゃんと食べられているのか、はっきりわからないときは「噛めているか」「飲めているか」を観察しましょう。

いつまでも口にためていない?

噛むときに下あごだけが上下に動き左右に動かない、ずっと口に食べ物を含んでいるなどの様子が見られたら、きちんと噛めていない証拠です。

義歯は合っている?

合わない義歯を使い続けている人は結構います。やせて義歯が浮いてしまい、食べるときにカラカラ音がする人も。義歯を替えれば解決が見込めるので、真っ先に確認を。

食べ物や飲み物を口からこぼしていない?

噛む力や、食べ物をまとめて喉に送り込む力が低下すると、こぼれてしまいます。

他にも、むせやすい、せき込みやすい、食事時にせきやたんが多いなど、咀嚼や嚥下にトラブルがあると様々なシグナルがあります。

 

監修/米山久美子
認定在宅訪問管理栄養士。管理栄養士。高齢者施設、病院、人間ドックや企業での栄養指導、特定保健指導などを経て、現在は「地域栄養サポート自由が丘(居宅療養管理指導事業所)」「eatcoco(栄養ケア・ステーション)」にて、訪問栄養食事指導を中心に活動。在宅療養者に食事や栄養のアドバイスをおこなっている。

取材・文/植田晴美 イラスト/すぎやまえみこ、白ふくろう舎

この記事は『へるぱる 2018年5・6月号』に掲載されています

いよいよ、新しい介護保険制度が、この4月からスタートします。訪問介護の現場には、どんな影響があるのか? を、3・4月号から、連載形式でわかりやすく紐解いていきます。他にも、「あいまいゾーン」「老計第10号」「書類の実例集」などの人気連載に、介護食の工夫 などの特集を組み合わせ、ますます“現場で使える役立つ”へるぱる を追求していきます。

へるぱる2018年5・6月号

特集内容

巻頭特集

介護食の工夫で

食べられるものが多くなる!

研修特集1

ネット時代のプライバシー保護

個人情報を守るために

研修特集2

ホームヘルパーだからできる

認知症ケア

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第6回]
  • 基本の介助術[第2回]
    着替えをマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第2回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第5回]―誤嚥とその予防―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第2回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第2回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第2回]訪問介護計画書
    アセスメントを生かすコツ
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
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