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【事例】通院介助をしている利用者の院内介助は認められますか?

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【事例】通院介助をしている利用者の院内介助は認められますか?

Q. 通院介助を担当している利用者が認知症で徘徊するようになりました。院内介助は認められますか?

認知症が進行し、通院介助をおこなっています。最近では、日常生活において徘徊を繰り返すようになりました。今後は受診の際にも誰かが付き添う必要があります。院内介助も認められるのでしょうか?

A. ただ徘徊があることをもって院内介助は認められません。その度合いや院内での様子にもよります。

認知症があり、1人では病院に行けない場合、通院介助をおこなうことはできます。しかし、院内介助を算定するには、“常時目が離せない状態の徘徊があること”などが根拠として必要です。

こう考えよう!

日常生活では徘徊があっても、病院内(待合室)では順番を待っていられるかもしれません。そのような状態であれば、病院の職員に目配りを頼むなどして対応することが優先されます。

 

監修・執筆/能本守康
介護福祉士、主任介護支援専門員、相談支援専門員、日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャー、日本介護支援専門員協会常任理事、(株) ケアファクトリー代表取締役などを務める。著書に『Q&A 訪問介護サービスのグレーゾーン 改訂版』(ぎょうせい)などがある。

イラスト/藤原ヒロコ

この記事は『へるぱる 2018年5・6月号』に掲載されています

いよいよ、新しい介護保険制度が、この4月からスタートします。訪問介護の現場には、どんな影響があるのか? を、3・4月号から、連載形式でわかりやすく紐解いていきます。他にも、「あいまいゾーン」「老計第10号」「書類の実例集」などの人気連載に、介護食の工夫 などの特集を組み合わせ、ますます“現場で使える役立つ”へるぱる を追求していきます。

へるぱる2018年5・6月号

特集内容

巻頭特集

介護食の工夫で

食べられるものが多くなる!

研修特集1

ネット時代のプライバシー保護

個人情報を守るために

研修特集2

ホームヘルパーだからできる

認知症ケア

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第6回]
  • 基本の介助術[第2回]
    着替えをマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第2回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第5回]―誤嚥とその予防―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第2回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第2回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第2回]訪問介護計画書
    アセスメントを生かすコツ
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
    食材がないときのお助けレシピ
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