訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

【視点1】おむつ使用のメリット・デメリットへの理解

記事

  • おむつ
  • 利用者
  • 排泄
  • 研修
  • 身体介助
【視点1】おむつ使用のメリット・デメリットへの理解

排泄に問題を抱える利用者にとって、おむつは快適に暮らしていくために有効な道具ですが、適切に使用しても、おむつの性質上、さまざまな問題が起こることがあります。おむつの問題点を知ったうえで上手に付き合いましょう。

メリット

  • 安心が得られる
  • 利用者の身体(からだ)への負担が軽減できる
  • 周囲の介護負担を軽減する

デメリット

  • 皮膚に負担をかける
    尿や便が、刺激や蒸れの原因になり、皮膚トラブルを引き起こす。
  • 座位の姿勢が不安定になる
    おむつの厚みで股が閉じにくくなったり、お尻が前にずれやすくなり姿勢が崩れる。姿勢が悪いと胸が圧迫されて食べ物が飲み込みにくくなる。
  • 臭いの問題
    尿からはアンモニアが発生し、細菌の力で臭いが強まる。便はおしりに付着し、拭ききれずに臭いが残る。
  • 自尊心を損なうことがある
    おむつのなかに排泄する行為や普段隠している場所を他人に見せなければならず、利用者の自尊心を損なうことがある。
  • ごみの問題
    使い捨ておむつによるごみの増加や、重くなったおむつを捨てることが家族の負担になる。

 

監修/浜田きよ子
排泄用具の情報館「むつき庵」代表、高齢生活研究所所長、福祉住環境コーディネーター協会理事、NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会理事。主な著書として『排泄ケアが暮らしを変える』(ミネルヴァ書房)、『おむつトラブル110番』(メディカ出版)、『自立を促す排泄ケア・排泄用具活用術』(中央法規出版)ほか。

イラスト/福井典子

 

この記事は『へるぱる 2018年7・8月号』に掲載されています

ミスや事故が起きてしまった時、どうすれば“利用者からのクレーム”まで発展しないようにできるか。それは、直後からの対応にかかっています。何に気をつけるべきか。具体的な事例と、考え方から探ります。研修資料としても使える特集です。
他にも、おむつトラブル、食中毒・感染症予防、介護保険改正の最新情報、老計第10号の解説、書類の実例集など、訪問介護ならではの役立つ内容を、わかりやすく解説します。

へるぱる2018年7・8月号

特集内容

巻頭特集

事例から対応のポイントを知る

「クレーム」を発生させない!深刻化させない!

研修特集1

基本の予防策にプラスして実践!

食中毒・感染症から利用者を守ろう!

研修特集2

おむつトラブル

解決は5つの視点で考える!

  • 基本の介助術[第3回]
    排泄ケア・おむつ交換をマスターしよう!
  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第7回]
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第3回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第6回]―口腔内の衛生―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第3回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第3回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第3回]手順書
    手順書に必要なことは?
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
    食材がないときのお助けレシピ
  • 年間購読お申し込みでプレゼント!
  • アンケートはがきの回答でバッグプレゼント!
年間購読はコチラから
紙版を買う
  • Amazon.co.jp
  • 楽天ブックス
デジタル版を買う
  • 書店によってはお取り扱いが無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • デジタル版は紙の雑誌と内容が異なる場合や掲載されないページがある場合がございます。また、印刷はできません。あらかじめご了承ください。
お知らせ/新着記事一覧