訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

クレーム予防策【2】プロ意識を持つ

記事

  • クレーム
  • ホームヘルパー
  • 利用者
  • 家事援助
  • 研修
クレーム予防策【2】プロ意識を持つ

どんな人間にも、得意・不得意はあるものですが、お金をいただいてプロとして仕事をする以上、「料理は苦手なので」「車いす介助は自信がなくて」などとは言っていられません。プロとしての心構えを持ち、意識を向上させましょう。

何ごとも丁寧に

  • たとえ自分の部屋は丸く掃いていても、利用者宅では隅々まで。
  • 使った物、動かした物はきちんと元に戻す。

物は大切に扱う

  • 物を扱うときも、利用者だと思って大切に。
  • 家電や家具も経年劣化していることが多いことを念頭に置く。
  • 扉の開閉はゆっくり。

苦手なことをなくす

  • ホームヘルパーの苦手な食材や、初めて使う食材も、一般的な物は調理できるように。

身体介助に自信を持つ

  • 身体介助は、恐る恐る行うと、その不安が利用者にも伝わるので十分トレーニングを積む。

クレームを深刻化させないよい対応例

「料理がまずい」

対応&対策

利用者の好みの味つけにするには、利用者に味見をしてもらうのが早道です。一度濃い味つけにしたものを、薄くするのは難しいので、最初は薄味から始め、「もっと塩を効かせて」「甘辛くして」など、利用者から具体的な要望を引き出してみましょう。

 

監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社・人事部 育成担当 ジュニアマネジャー。介護福祉士。施設介護、通所介護、訪問介護などの職を経て、人材育成、資格講座の講師を担当。2013年より現職に就き、研修企画、業務開発などに従事。これから「介護」を目指す人の熱い想いを支え、その教育・研修を提供することで、地域・社会への貢献を果たしている。

取材・文/寺尾まり イラスト/しまだ・ひろみ

 

この記事は『へるぱる 2018年7・8月号』に掲載されています

ミスや事故が起きてしまった時、どうすれば“利用者からのクレーム”まで発展しないようにできるか。それは、直後からの対応にかかっています。何に気をつけるべきか。具体的な事例と、考え方から探ります。研修資料としても使える特集です。
他にも、おむつトラブル、食中毒・感染症予防、介護保険改正の最新情報、老計第10号の解説、書類の実例集など、訪問介護ならではの役立つ内容を、わかりやすく解説します。

へるぱる2018年7・8月号

特集内容

巻頭特集

事例から対応のポイントを知る

「クレーム」を発生させない!深刻化させない!

研修特集1

基本の予防策にプラスして実践!

食中毒・感染症から利用者を守ろう!

研修特集2

おむつトラブル

解決は5つの視点で考える!

  • 基本の介助術[第3回]
    排泄ケア・おむつ交換をマスターしよう!
  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第7回]
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第3回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第6回]―口腔内の衛生―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第3回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第3回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第3回]手順書
    手順書に必要なことは?
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
    食材がないときのお助けレシピ
  • 年間購読お申し込みでプレゼント!
  • アンケートはがきの回答でバッグプレゼント!
年間購読はコチラから
紙版を買う
  • Amazon.co.jp
  • 楽天ブックス
デジタル版を買う
  • 書店によってはお取り扱いが無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • デジタル版は紙の雑誌と内容が異なる場合や掲載されないページがある場合がございます。また、印刷はできません。あらかじめご了承ください。
お知らせ/新着記事一覧