訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

クレーム予防策【4】危険を予測する

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クレーム予防策【4】危険を予測する

介護する側が若ければ若いほど、健康で体もよく動き、よく見え、よく聴こえるため、年をとることがどういうことなのか、生活環境のなかで何が危険なのか、何が障害になっているのかピンとこないのも無理はありません。

最近は、白内障や視野狭窄(きょうさく)の状態が疑似体験できるゴーグル、肘・膝の可動域を狭めたり、手足に重りをつけたりするスーツなどが開発されています。もし機会があれば、それらを使って老化を疑似体験してみるのもよいでしょう。

たとえばゴーグルをかけて見ると、白い壁の上の電灯の白いスイッチは、同化して判別できない……という事実が初めてわかります。スーツを着用してみると、トイレで座ったり立ったりするのがいかに大変なのかも実感できます。

若くて健康な人には想像もつかないような危険が利用者のまわりには潜んでいることを知っておきましょう。そのためには、「これは危なそうだ」と危険を予測する感覚を磨くことが大切です。本誌7ページのイラストを見て、考えてみましょう。

 

監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社・人事部 育成担当 ジュニアマネジャー。介護福祉士。施設介護、通所介護、訪問介護などの職を経て、人材育成、資格講座の講師を担当。2013年より現職に就き、研修企画、業務開発などに従事。これから「介護」を目指す人の熱い想いを支え、その教育・研修を提供することで、地域・社会への貢献を果たしている。

取材・文/寺尾まり イラスト/しまだ・ひろみ

 

この記事は『へるぱる 2018年7・8月号』に掲載されています

ミスや事故が起きてしまった時、どうすれば“利用者からのクレーム”まで発展しないようにできるか。それは、直後からの対応にかかっています。何に気をつけるべきか。具体的な事例と、考え方から探ります。研修資料としても使える特集です。
他にも、おむつトラブル、食中毒・感染症予防、介護保険改正の最新情報、老計第10号の解説、書類の実例集など、訪問介護ならではの役立つ内容を、わかりやすく解説します。

へるぱる2018年7・8月号

特集内容

巻頭特集

事例から対応のポイントを知る

「クレーム」を発生させない!深刻化させない!

研修特集1

基本の予防策にプラスして実践!

食中毒・感染症から利用者を守ろう!

研修特集2

おむつトラブル

解決は5つの視点で考える!

  • 基本の介助術[第3回]
    排泄ケア・おむつ交換をマスターしよう!
  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第7回]
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第3回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第6回]―口腔内の衛生―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第3回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第3回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第3回]手順書
    手順書に必要なことは?
  • おたよりお待ちしてます!
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