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食中毒・感染症予防は家族の理解と協力が重要

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食中毒・感染症予防は家族の理解と協力が重要

病院や施設と違い、食中毒や感染症を予防するためにどのような対策をするか。最終的に判断するのは利用者とその家族です。しかし、利用者自身はできないことも多いため、家族の協力が必要になります。

利用者だけでなく家族の価値観も大切に

同居、別居などで差はありますが、利用者と主に関わるのは家族です。食中毒・感染症予防の対策は利用者本人が納得するだけでなく、家族も理解・同意して、一緒に取り組んでもらう必要があります。ときには必要以上の予防をして、疲れたり、悩んだりしている家族もいます。その場合、「必要ないですよ」と否定するような言い方はせず、少しずつアドバイスをして、無理なくできるようフォローしていきましょう。

こまめに連絡&相談。家族と課題を共有しましょう

食中毒や感染症予防のため「こうしたほうが、よりよいのでは」などの提案や相談があった場合は、家族に連絡をし、確認をとってから進めます。介助中に気になることがあれば、事業所に報告しましょう。利用者の健康を守るため、課題があれば家族と共有し、一緒に対策を練るようにします。

トラブルにならないよう、文字で記録し、情報を見える化

気になることや連絡事項は家族に直接話すだけでなく、連絡ノートに書く、メールを送る、サービス記録のコピーを渡すなど、形が残るようにします。「こんなこと聞いてない」「勝手にやった」など、家族とのトラブルを防ぎましょう。

 

監修/倉井千恵

セコム医療システム株式会社 ケアサービス部課長。看護師、ケアマネージャー。1998年に入社。訪問看護、訪問介護、ケアマネジャーの実務を経て、現職。在宅介護を展開する部署で、おもに組織作り、人材の育成を担当。

文/植田晴美 イラスト/岡村奈穂美

 

この記事は『へるぱる 2018年7・8月号』に掲載されています

ミスや事故が起きてしまった時、どうすれば“利用者からのクレーム”まで発展しないようにできるか。それは、直後からの対応にかかっています。何に気をつけるべきか。具体的な事例と、考え方から探ります。研修資料としても使える特集です。
他にも、おむつトラブル、食中毒・感染症予防、介護保険改正の最新情報、老計第10号の解説、書類の実例集など、訪問介護ならではの役立つ内容を、わかりやすく解説します。

へるぱる2018年7・8月号

特集内容

巻頭特集

事例から対応のポイントを知る

「クレーム」を発生させない!深刻化させない!

研修特集1

基本の予防策にプラスして実践!

食中毒・感染症から利用者を守ろう!

研修特集2

おむつトラブル

解決は5つの視点で考える!

  • 基本の介助術[第3回]
    排泄ケア・おむつ交換をマスターしよう!
  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第7回]
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第3回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第6回]―口腔内の衛生―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第3回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第3回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第3回]手順書
    手順書に必要なことは?
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