訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

【視点5】尿漏れのとき利用者はどうしたいのか?

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【視点5】尿漏れのとき利用者はどうしたいのか?

尿漏れの問題を解決するうえで大切なのが「本人の思いや希望の把握」です。尿漏れを、介護する側の問題として解決しようとしていませんか?利用者が何に困っていて、どうしたいのかという思いを把握する視点を持ちましょう。

おむつの中に手を入れてしまう

おむつの中に手を入れてしまう原因を考えましょう。かゆみがあってかいているようなら、皮膚トラブルを起こしている可能性が。医療職との連携も含め、皮膚トラブルを治療する方向で考えましょう。

自分でおむつをはずしてしまう

自分でおむつをはずしてしまうのは、「自分で排泄をしたい」という思いの表れと考えられます。自身の力で排泄する方向でできることはないか、介護に関わる人、皆で今一度見直しましょう。

おむつの上から陰部をさわっている

ペニスの位置に違和感があるのかもしれません。上下左右どちらへペニスを向けるかや、パンツの中で自由にさせたい、逆にぴしっと押さえておきたいなど、男性では快適なペニスの位置に個人差があります。排尿時もパンツの窓から出すのか、上からか、横からかなどさまざまです。

 

監修/浜田きよ子
排泄用具の情報館「むつき庵」代表、高齢生活研究所所長、福祉住環境コーディネーター協会理事、NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会理事。主な著書として『排泄ケアが暮らしを変える』(ミネルヴァ書房)、『おむつトラブル110番』(メディカ出版)、『自立を促す排泄ケア・排泄用具活用術』(中央法規出版)ほか。

イラスト/福井典子

 

この記事は『へるぱる 2018年7・8月号』に掲載されています

ミスや事故が起きてしまった時、どうすれば“利用者からのクレーム”まで発展しないようにできるか。それは、直後からの対応にかかっています。何に気をつけるべきか。具体的な事例と、考え方から探ります。研修資料としても使える特集です。
他にも、おむつトラブル、食中毒・感染症予防、介護保険改正の最新情報、老計第10号の解説、書類の実例集など、訪問介護ならではの役立つ内容を、わかりやすく解説します。

へるぱる2018年7・8月号

特集内容

巻頭特集

事例から対応のポイントを知る

「クレーム」を発生させない!深刻化させない!

研修特集1

基本の予防策にプラスして実践!

食中毒・感染症から利用者を守ろう!

研修特集2

おむつトラブル

解決は5つの視点で考える!

  • 基本の介助術[第3回]
    排泄ケア・おむつ交換をマスターしよう!
  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第7回]
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第3回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第6回]―口腔内の衛生―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第3回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第3回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第3回]手順書
    手順書に必要なことは?
  • おたよりお待ちしてます!
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