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基本となる緊急時の備え~利用者の情報と状態

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基本となる緊急時の備え~利用者の情報と状態

介護職として、最低限おさえておきたい情報をまとめました。把握していないことがあれば、すぐに確認してください。

利用者の情報・状態を把握

そもそも利用者の情報を把握することは介護職として当然のことですが、日々のケアがスムーズに行われていると、確認を怠ったり、見落としてしまうことがあるかもしれません。でも、その一時の気の緩みが、利用者の急変につながる場合があります。少なくとも、右に挙げた内容はその都度、把握しましょう。

利用者の基本情報

氏名、年齢(生年月日)、住所、連絡先、介護度に加え、部屋の環境なども把握を。

  • 既往歴
  • 内服薬、外用薬
  • 平常時のバイタルサイン
  • かかりつけ医
  • 食事(自立or介助が必要か、食事の形態など)
  • 排泄(自立or介助が必要か、排尿・排便回数など)

など

利用者の身体状態

  • その日のバイタルサイン
  • 表情、顔色
  • 瞳孔
  • 口唇色
  • 指先、爪の状態
  • 排泄物の状態

など

 

監修/橋村あゆみ
特別養護老人ホーム 川口キングス・ガーデン 施設長。看護師として病院勤務を経て、専門学校で介護福祉士の教育、ケアマネジャーなどを経験。2007年より川口キングス・ガーデンにて看護主任として勤務、2014年、現職に。著書に『三訂版 緊急時の介護 ~とっさの症例判断・対応マニュアル~』などがある。

取材・文/坂口みずき イラスト/さいとうかこみ

 

この記事は『へるぱる 2018年9・10月号』に掲載されています

介護職に求められる医療の知識は、どういうことなのか? 高齢者の体と心の変化を知って、観察することが求められていますが、具体的にどこを見ればいいのか? をわかりやすく学べる内容です。

他にも、緊急時の備えについて、介護職による“虐待”の芽は、どうやって早期に摘むかを研修特集としてお届けします。“書類”実例集では「サービス提供記録」を取り上げ、事例をもとに図解、理解を深めます。

へるぱる2018年9・10月号

特集内容

巻頭特集

ケアマネジャー&医療職との連携を目指して!

ホームヘルパーに求められる医療の知識とは?

研修特集1

現場で慌てないために

緊急時に備えていますか?

研修特集2

“虐待”の芽を摘むために

日々のケアからできること

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第8回]
  • 基本の介助術[第4回]
    排泄の介助をマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第4回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第7回]―睡眠―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第4回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第4回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第4回]サービス提供記録
    自由記述欄の書き方
  • おたよりお待ちしてます!
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