介護職として、最低限おさえておきたい情報をまとめました。把握していないことがあれば、すぐに確認してください。
連絡先、連絡方法を確認
いざ緊急事態が発生したときの連絡先、連絡体制を見直しましょう。緊急時の連絡先は人によって異なります。利用者ごとに「家族、かかりつけ医の連絡先」を把握していますか? 事業所への連絡手順はわかっていますか? 119番通報の仕方は頭に入っていますか?
救急車を呼ぶかどうか迷ったときは
#7119(救急安心センター事業)
急な病気やケガをして対応に迷ったときの相談窓口。電話をすると、医師、看護師などの専門家からアドバイスを受けることができる(原則、24時間365日体制)。但し、実施地域が限られているため、利用可能かどうか確認を。
全国版救急受診アプリ「Q(きゅー)助」
消防庁で開発され、無料で提供されているアプリ(スマホでもWebでも利用可)。該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示。その後、医療機関の検索や、受診手段の検索を行うことができる。
監修/橋村あゆみ
特別養護老人ホーム 川口キングス・ガーデン 施設長。看護師として病院勤務を経て、専門学校で介護福祉士の教育、ケアマネジャーなどを経験。2007年より川口キングス・ガーデンにて看護主任として勤務、2014年、現職に。著書に『三訂版 緊急時の介護 ~とっさの症例判断・対応マニュアル~』などがある。取材・文/坂口みずき イラスト/さいとうかこみ