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睡眠の疑問【1】夜眠れなくても昼寝をしていれば大丈夫?

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睡眠の疑問【1】夜眠れなくても昼寝をしていれば大丈夫?

利用者の生活に最も近い介護サービスを提供する訪問介護者だからこそ、知っておきたい医療の知識をお届けします。今回は、睡眠を取り上げます。

Q 夜眠れなくても、昼寝をしていれば大丈夫?

A 昼寝によって、さらに生活リズムが崩れてしまうため、不眠が進みます。

睡眠のメカニズム

人は、上の図のようなメカニズムで、毎日眠っています。ここで大切になるのは、「朝、日光を浴びること」や「食事をとること」です。とても基本的な行動ですが、これらを規則正しいリズムで行うことが、質のよい睡眠につながります。夜眠れなかったからといって、昼寝をして睡眠時間を確保することは、その場しのぎにしかならず、不眠そのものの改善にはなりません。かえって、リズムを乱す原因になってしまいます。まずは生活リズムを整えることから始めるようにしましょう。

 

堀 美智子
薬剤師。帝京大学薬学部医薬情報室を経て、1998年医薬情報研究所/(株)エス・アイ・シー設立に参画。現在は医薬情報部門責任者。東京・八王子「公園前薬局」店頭にも立ち、生活者の視点から医薬情報を発信している。著書に『介護職必携! お年寄りの薬おたすけブック』(メディカ出版)、『処方せん・店頭会話からの薬剤師の臨床判断』(じほう)などがある。

イラスト/みやれいこ

 

この記事は『へるぱる 2018年9・10月号』に掲載されています

介護職に求められる医療の知識は、どういうことなのか? 高齢者の体と心の変化を知って、観察することが求められていますが、具体的にどこを見ればいいのか? をわかりやすく学べる内容です。

他にも、緊急時の備えについて、介護職による“虐待”の芽は、どうやって早期に摘むかを研修特集としてお届けします。“書類”実例集では「サービス提供記録」を取り上げ、事例をもとに図解、理解を深めます。

へるぱる2018年9・10月号

特集内容

巻頭特集

ケアマネジャー&医療職との連携を目指して!

ホームヘルパーに求められる医療の知識とは?

研修特集1

現場で慌てないために

緊急時に備えていますか?

研修特集2

“虐待”の芽を摘むために

日々のケアからできること

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第8回]
  • 基本の介助術[第4回]
    排泄の介助をマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第4回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第7回]―睡眠―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第4回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第4回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第4回]サービス提供記録
    自由記述欄の書き方
  • おたよりお待ちしてます!
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