ポイント
- 買い物代行などでお金のやり取りがある場合は、この例のようにサービス提供記録用紙へ記録を残し、必ず利用者や家族から確認してもらったうえで、捺印をもらうとよいでしょう。
- 背中がかゆいというBさんの訴えに対し、ホームヘルパーがどのように対応したのか、その結果どうなったのかが不明です。
- 「ひざの痛みが強くなった」と判断した根拠が記載されておらず、読み返したときあまり参考になりません。
- 「さびしげ」という主観的な表現だけでは、Bさんがどんな様子だったのか、読み手に伝わりません。また、どんな話をしたのかもわかりません。
柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト「くじら雲」を運営する。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。イラスト/仲野ひかる