日々のサービスを行うなかで、自分の業務と交通ルールは結びつきにくいものかもしれません。
ですが、例えば利用者宅へ向かう際に使う自転車は軽車両扱いであり、交通ルールを守る義務があります。 普段はあまり意識することのない交通ルールについて、おもに自転車を中心に、その重要性を再確認していきましょう。
交通ルールを守り、事故を防ぐことは、ホームヘルパー自身だけでなく、利用者の安全を守る上でも大切です。
また、仮に事故を起こさなかったとしても、こうした運転の様子は、利用者の家族や地域の人々に見られています。それは事業所のイメージや評判を下げることにつながるのです。
本人の自覚が大切
交通ルールを守るために大事なのは、運転をする人、一人ひとりの自覚です。
「時間がないなか、大急ぎで次の訪問先に向かわないと!」といったこともあるかもしれません。そんなときでも、事故を起こしたら結果的に、各方面に広がる被害はいちばん大きくなることを忘れずに、落ち着いて自転車を走らせましょう。
監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社・人事部育成担当。介護福祉士。施設介護、通所介護、訪問介護などの職を経て、人材育成、資格講座の講師を担当。2013年より現職に就き、研修企画・管理の統括責任者。これから「介護」を目指す人の熱い思いを支え、その教育・研修を行うことで、地域・社会への貢献を果たしている。イラスト/かつまたひろこ