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知っておきたい実地指導の基本と概要

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知っておきたい実地指導の基本と概要

実地指導に対してネガティブな感情を抱きつつも、内容をあまり把握していなかったり、監査と混同して使っていたり、正確にわかっていない人も多いと思います。まずは、そこから整理していきましょう。

今さら聞けない!?キホンのキ

Q 実地指導は誰がおこなうの?

介護事業を管理する行政=事業所指定権者の職員がおこないます。訪問介護の場合、基本的には各都道府県ですが、政令指定都市や中核市については、市や区がおこないます。それぞれに指定された役所がおこなうこともあります。

また、事業所の規模や必要な場合に応じ、事業所指定権者以外の都道府県または市町村の立ち会い、および厚生労働省との合同指導もあります。

Q 事業所側は誰が立ち会うの?

最初に届く通知に出席者が明記されています。管理者やサービス提供責任者が一般的です。

Q どれくらいの頻度でおこなわれるの?

厚生労働省は、少なくとも介護サービス事業における指定更新期間である6年のうちに、1回以上おこなうことを求めています。

ですが、事業所指定権者である行政が各自決めているため一概に言い切れません。おもに2~3年に1回というところが多いようです。

実地指導に関してはローカルルールがとても多いため、この特集では一般的な内容を取り上げています。自分たちを担当する事業所指定権者はどうなのか、意識して情報を収集しましょう。

 

本誌では、提出書類についてのポイントや重点的に行われる内容についても解説しています。

 

監修・執筆/能本守康
介護福祉士、主任介護支援専門員、相談支援専門員、日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャー、日本介護支援専門員協会常任理事、(株)ケアファクトリー代表取締役などを務める。著書に『Q&A 訪問介護サービスのグレーゾーン 第3次改訂版』(ぎょうせい)などがある。

イラスト/細川夏子

この記事は『へるぱる 2019年9・10月号』に掲載されています

巻頭特集は「実施指導」です。実地指導を慌てず迎えるための心構えや、そもそも何のために行われるかを考え、日頃の業務を見直す機会と捉えて前向きに捉えようという特集です。

研修特集は、近年残念ながら増加傾向にある「虐待」。老計第10号の解説、身体介助術、料理レシピ、介護ニュースなどの新連載も、益々好評です。

へるぱる2019年9・10月号

特集内容

巻頭特集

これで怖くない!

実地指導は慌てず迎える

研修特集1

“知らない”ではすまない

交通ルールの基本

研修特集2

虐待防止は

「利用者の思い」を起点に

  • 症状別介護の基本[第4回]
    ─言語障害・聴覚障害・視覚障害─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の視点で読み解く
    老計第10号[第4回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[番外編]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第4回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
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