ポイント
- 半年間、毎月行われていたモニタリング(左ページ)を受けて、最終月にどのような分析をしたのかをあらためてまとめ、報告書に記載する形式です。
- 自分たちの分析結果と、利用者や家族の言動などが混じらないよう、はじめから別々の枠を設けておくのもお勧めです。
- 褥瘡(じょくそう)の悪化から、栄養状態のアセスメントを提案しています。その結果によって次の対応も変化するため、引き続きPDCAサイクルを回すことを意識してみましょう。
- Cさんの「楽しみ」というプラスの情報を引き出すことができています。次の目標設定に生かしていきたいですね。
- モニタリングは毎月行いながらも、短期目標の区切りとなる半年ごとなどに、より重点的な評価を行う方法をとっています。
柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト「くじら雲」を運営する。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。