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認知症の症状「中核症状」と「BPSD」を理解する

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認知症の症状「中核症状」と「BPSD」を理解する

認知症の症状は「中核症状」と「BPSD(行動・心理症状)」とに大きく分けられます。私たちにとって不可解な言動も、症状のひとつだと知っていれば、落ち着いて対応できるでしょう。

中核症状

認知症になると誰にでも現れる症状。脳の神経細胞が正常に機能しなくなったことで起こる。アルツハイマー型認知症の見当識障害、レビー小体型認知症の幻視・幻聴など、それぞれの病気によって症状は異なる。

BPSD(行動・心理症状)

その人の心身状態、生活環境、人間関係などが絡み合って現れる症状。個人差が大きく、症状が現れない人もいる。介助法や接し方も大きな要因となる。

介護職の対応によってBPSDは緩和・予防することができる

ホームヘルパーや家族など、介護をする人が対応に悩むことの多い「BPSD」。常に症状が現れるわけではありませんが、起きた場合はサービスに支障をきたす言動があり、困ってしまうという声をよく聞きます。

しかし中核症状と違い、BPSDは防ぐこともできます。利用者の気持ちに寄り添った声かけや対応をとれば、症状がおさまったり、そもそも発症を防ぐことができます。日頃から、認知症の人が不安になったり、混乱したりすることがないよう、気持ちを受け止めながらケアにあたりましょう。

 

監修/倉井千恵
セコム医療システム株式会社 ケアサービス部課長。看護師、ケアマネージャー。1998年に入社。訪問看護、訪問介護、ケアマネジャーの実務を経て、現職。在宅介護を展開する部署で、おもに組織作り、人材の育成を担当。

文/植田晴美

 

この記事は『へるぱる 2019年1・2月号』に掲載されています

巻頭特集は、満を持しての“介護保険制度改正”です。膨大すぎてわかりづらい通知を読み解き、4月から改正施工されている法令の中で、訪問介護にとって一番大きな変更点は何なのか? をわかりやすく解説します。

また、必須の研修から“倫理・法令遵守”をどう考えるべきか? 認知症の症状だけではなく、認知症の人の気持ちになって考えてみよう、という特集をお届けします。

へるぱる2019年1・2月号

特集内容

巻頭特集

これだけ読めば丸わかり!

訪問介護で押さえるべき「介護保険制度改正」

研修特集1

介護職として

倫理・法令遵守をどう考える?

研修特集2

認知症の人の気持ちを知ろう!

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第10回]
  • 基本の介助術[第6回]
    食事・口腔ケアをマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第6回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第9回]―便秘―
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第6回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
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  • 実例集[第6回]アセスメントからモニタリングまで
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