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利用者・家族からのハラスメント対策~介護職員ができる対応

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利用者・家族からのハラスメント対策~介護職員ができる対応

介護職員の対応によって、ハラスメント行為を引き出してしまうこともあります。それを防ぐために、訪問介護では次のような点に配慮してサービスに入りましょう。

隙のない服装・身だしなみに

接遇でも重要視されている“身だしなみ”。清潔感や機能性のある服装を保つことが基本です。ハラスメント対策としては、下に挙げた点などに注意しましょう。

  • ボタンをはずしたり、腕をまくったりせず、肌の露出を控える
  • 前かがみになるとバストが見えそうな服は避ける
  • 上着がめくれたり、かがんだりしたときに肌が見えないよう、タンクトップなどの肌着を着用する
  • 透ける素材やレース素材などの服は着用しない
  • 下着のラインが目立たないよう、注意をはらう
  • 香水や濃いめのメイクは避ける

必要以上に体を密着しない・させない

身体介助はもちろん、サービスに入れば、利用者にまったく触れないわけにはいかないでしょう。ですが、過度な接触や接近は、「自分に好意があるのかも?」などと勘違いさせてしまうことがあります。もし利用者から触れてきたり、近寄ってきたりしても、相手に不快感を抱かせないよう配慮しつつ、「さっと手を引く」「距離を保つ」など、適切に対応しましょう。利用者だけでなく、家族に対しても同様に接します。

本誌では、このほかに4つのハラスメント対策について紹介しています。

 

監修・執筆/神谷洋美
全国ホームヘルパー協議会 会長。社会福祉法人 豊田市社会福祉協議会 旭支所 支所長。平成30年度厚生労働省老人保健健康増進等事業「介護現場におけるハラスメントに関する調査研究」委員会のメンバーとして、「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」の作成に携わる。

取材・文/宮下公美子、山田智裕 イラスト/尾代ゆうこ

この記事は『へるぱる 2019年11・12月号』に掲載されています

巻頭特集は「利用者・家族からのハラスメントにどう向き合う」。今日からできる対策を取り上げます。事業所としての対処の仕方等、実例を交えながら解説しています。

「認知症ケア」特集では、利用者の不安を安心に変えていくための接し方をワークショップを通して想像します。書類の実例集、すぐに使えるレシピ、あいまいゾーンの解説など人気連載も充実の一冊です。

へるぱる2019年11・12月号

特集内容

巻頭特集

利用者・家族からの

ハラスメントにどう向き合う?

研修特集1

不安を安心に変える

認知症ケア

研修特集2

ホームヘルパーに求められる

倫理・法令遵守とは?

  • 症状別介護の基本[第5回]
    ─転倒・骨折を起こしやすい症状─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第5回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第4回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第5回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
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