ポイント
- 単に現状維持を望む言葉だけでなく、Mさんや家族の「~したい」「~してあげたい」という、希望がしっかり聞きだせています。
- 訪問介護における目標が、とても前向きな内容にまとめられています。達成のためには、Mさんの体力向上がポイントになりそう。例えば、食事量や内容、水分摂取にも目を向けてみましょう。デイサービスの担当者やホームヘルパー、家族からも情報収集することで、改善点が見つかるかもしれません。
- 訪問介護のスケジュールだけでなく、このような表を用いて、Mさんの受けているサービスの全体像を把握しておくことが大切です。
本誌では、「訪問介護計画書」の他「アセスメント表」「⼿順書」「サービス提供記録」など、よりよいケアにつながる書類作成のポイントを実例と共に解説しています。
監修/柴⽥範⼦(しばた・のりこ)
NPO法⼈「楽」理事⻑として、⼩規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋⼤学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした⾔葉のかけ⽅・話の聞き⽅』など、著書も多数。