困った時に快く対応してくれる事業所とは、いい付き合いをしたいと思うもの。ケアマネジャーから土日・早朝の訪問の依頼、医療依存度が高いなどで対応の難しい利用者の依頼があったら、「厳しいかな」と思っても、どうすれば対応できるか知恵を絞ります。複数の事業所が入っている現場では、他の事業所とのバランスも考え、過剰なサービスをしないことも大切です。
実践例
「急に退院が決まった利用者を明日から訪問してほしい」。困っているケアマネジャーからのコールに、困った時はお互い様と、いざとなればサービス提供責任者自身が行くつもりで「何とかします」と返答。登録ホームヘルパーのスケジュールを調整します。
本誌では実践例を挙げてわかりやすく多職種連携について解説しています。
監修/日髙 淳
神奈川県横浜市で訪問介護と居宅介護支援を提供する「ステップ介護」を運営。管理者を務めつつケアマネジャーとして多くの利用者を担当。訪問介護の現場での声を、現状把握、介護連携、講師等に活用している。横浜市訪問介護連絡協議会相談役。文/宮下公美子 イラスト/藤井 恵