困ったとき、どんな行動をとるタイプか確認しておこう!
嫌なこと、困ったことに直面したとき、どんな行動をとるか、人それぞれに傾向があるものです。日頃から利用者を観察し、些細なことでもストレスを感じる場面に直面したら、その人がどういう対応をとるのかチェックしておきましょう。あらかじめ知っておくと、利用者の言動に納得がいき、いざというときに役立ちます。
ストレスを感じたときの行動例
- 逃げ出す、嫌なもの・ことを排除する
- 暴言や暴力を相手にぶつける
- 無視する、返事をしない、聞こえないふりをする
- 泣く
- 言い訳をしてごまかす
- 誰かのせいにする
- 焦ってパニックになる
本誌では認知症の人をより深く理解するために心に留めておいて欲しいポイントを詳しく解説しています。
監修/倉井千恵
セコム医療システム株式会社 ケアサービス部課長。看護師、ケアマネージャー。1998年に入社。訪問看護、訪問介護、ケアマネジャーの実務を経て、現職。在宅介護を展開する部署で、おもに組織作り、人材の育成を担当。文/植田晴美 イラスト/尾代ゆう子