ポイント
- ホームヘルパーが2人体制でサービスに入る場合は、それぞれの動きがわかるように記載するとスムーズです。
- このような図があると、手順書に書かれている内容を理解しやすくなります。手書きでもかまいませんので、より視覚に訴えるような書き方をすることも重要です。
- ホームヘルパー2人の役割を明確にした上で、動きに連続性がある部分は矢印を活用しており、わかりやすい書き方となっています。
- 特に重要な情報は、★マークをつけたり、下線を引いたり、太字にしたりと、できるだけ目立つように工夫してみましょう。
- 介護者側の都合を優先するのではなく、Kさんの様子や気持ちを重視していることがわかる記載です。このような一文があることで、ホームヘルパーの意識も変わりそうですね。
本誌では、「⼿順書」のほか「アセスメント表」「訪問介護計画書」「サービス提供記録」「モニタリングシート」など、よりよいケアにつながる書類作成のポイントを実例と共に解説しています。
監修/柴⽥範⼦(しばた・のりこ)
NPO法⼈「楽」理事⻑として、⼩規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋⼤学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした⾔葉のかけ⽅・話の聞き⽅』など、著書も多数。