訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

訪問介護計画書を作る際の2つの悩み

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訪問介護計画書を作る際の2つの悩み

【よくある悩み3】どの利用者の目標も同じような内容になってしまいます

A.表現をわかりやすく簡潔にすることは大切ですが、同じような言葉を多用すると、掲げる目標にも個別性が見出せなくなってしまいます。特に「安全に〇〇する」「安心して〇〇できる」といった言葉は多用されがちですが、あいまいな内容になりかねません。大切なのは、その人にとって「もっとも不安に感じていること」や「一番叶えたい願い」に着目すること。個別性のある目標は、ホームヘルパーが提供するケアの質によい影響を与えるだけでなく、利用者や家族にとっても重要な生活上の指針となっていきます。

【よくある悩み4】ケアプランの内容をコピーするだけで終わってしまいます

A.ケアプランは利用者の介護サービス全般について書かれたものですが、それだけでは訪問介護において何を実施するのかが不明瞭です。その人が自宅で生活を続けるためにどんな支援が必要なのか、より具体的で詳細な内容が求められるのです。特にホームヘルパーとの情報共有は、訪問介護計画書がベースになることが多いはず。どのホームヘルパーが訪問しても同じ目標に向かってサービス提供ができるためには、どんな情報が必要か考えてみましょう。

本誌では訪問介護計画書のほか、「モニタリングシート」「手順書」等各書類の書き方のポイントをわかりやすく解説しています。

 

柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト「くじら雲」を運営する。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。

イラスト/仲野ひかる

 

この記事は『へるぱる 2019年1・2月号』に掲載されています

巻頭特集は、満を持しての“介護保険制度改正”です。膨大すぎてわかりづらい通知を読み解き、4月から改正施工されている法令の中で、訪問介護にとって一番大きな変更点は何なのか? をわかりやすく解説します。

また、必須の研修から“倫理・法令遵守”をどう考えるべきか? 認知症の症状だけではなく、認知症の人の気持ちになって考えてみよう、という特集をお届けします。

へるぱる2019年1・2月号

特集内容

巻頭特集

これだけ読めば丸わかり!

訪問介護で押さえるべき「介護保険制度改正」

研修特集1

介護職として

倫理・法令遵守をどう考える?

研修特集2

認知症の人の気持ちを知ろう!

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第10回]
  • 基本の介助術[第6回]
    食事・口腔ケアをマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第6回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第9回]―便秘―
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第6回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ
  • 実例集[第6回]アセスメントからモニタリングまで
    1人の利用者の書類を通して見る
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
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