ホームヘルパーの多くが苦手と感じている医療処置が必要な利用者のケア。訪問看護の利用があるなら、わからないことは訪問看護師に確認します。「利用者のケアのために知っておきたい」といえば、忙しいなかでも対応してくれるもの。医療機器や処置について本気で学ぶ姿勢が伝われば、訪問看護師が「ここのホームヘルパーが入ってくれれば、訪問看護は週1回でOK」など、ケアマネジャーに提案してくれることも。
実践例
新規の利用者は、どんな医療機器を使用しているかを事前に把握しておきます。例えば在宅酸素療法の機械であれば、機械のどの部分に注目して正常か異常かを判断すればいいかを、訪問看護師に確認。異常があったらすぐに訪問看護師に連絡できるようにします。
監修/日髙 淳
神奈川県横浜市で訪問介護と居宅介護支援を提供する「ステップ介護」を運営。管理者を務めつつケアマネジャーとして多くの利用者を担当。訪問介護の現場での声を、現状把握、介護連携、講師等に活用している。横浜市訪問介護連絡協議会相談役。文/宮下公美子 イラスト/藤井 恵