今号の『へるぱる』では、言葉のかけ方、話の聞き方から接遇を見直していきます。6つの接遇向上の心構えを足がかりに、実際の場面別会話例を通して見ていきましょう。例えば、デイサービスへ行きたがらないKさんとの会話。
この後、ホームヘルパーさんは、Kさんの言葉から「博多出身」であること、デイサービスに同郷の方がいることを思い出し、上手に会話を広げ、デイサービスへの送り出しに成功しました。
本誌では、このような「デイサービスへの送り出し」のほかにも、「訪問時」「片付け」「食事」「着替え」の際の会話をあげ、ポイントを解説していきます。
監修/柴田範子
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』『自立に向けたいきいき身体介護』など、著書も多数。イラスト/尾代ゆうこ