20161223

サービス提供責任者の指導・助言のポイント

老計第10号 2-1 掃除

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
居室内やトイレ、卓上等の清掃、ゴミ出し、準備・後片づけ
限られた時間内で効率よくサービスを提供するために、例えば掃除機をかける場合、まずは掃除機内のゴミが一杯になっていないか、確認してから始めます。ゴミが一杯だと吸引力が落ち、キレイに掃除できず、時間もかかります。

掃除機がけの際、掃除機を家具や壁、敷居などにぶつけないようにしましょう。「大きな音を出さない」ことに留意するとよいでしょう。

掃除機のコードなどは、利用者が足に引っ掛けるおそれがあります。利用者の動きにも気を配ってください。部屋の隅は、吸引部を細い口に替えて行いましょう。

20161223_02

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
雑巾がけは水拭きか乾拭きか、雑巾をしぼったバケツの水を排水する場所はトイレか浴室かなど、利用者ごとに様々です。あらかじめ利用者・家族に確認の上、手順書などで指示を出します。

サービス開始後に不明な点が生じたら、サービス提供責任者に聞いてください。掃除方法などは、できるかぎり利用者の要望に応えたいと思います。

また、「ホコリなどは下に落ちるので、掃除は“上”から行う」「四角い部屋を丸く拭かない」といった掃除の心得も忘れずに、実行してください。

20161223_03

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
漂白剤で浴室のカビを取るという行為は、介護保険制度の対象外と考えられる場合もありますので、ケアマネジャーや市町村に確認しながら、対応方法を事業所にて検討したいと思います。

また、利用者宅には高価な置き物やお人形など、利用者が大切にしている物が置かれています。破損させてはいけません。

事業所として、利用者・家族の同意を得た上で、あえて「掃除をしない」ということもあります。利用者宅にて気になることがあれば、サービス提供責任者まで報告・相談願います。

20161223_04

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
介護保険制度下の生活援助サービスは、20分以上からとなっています。従って、5分程度で終わるゴミ出しだけのサービスは成立しません。

下肢の筋力が低下し、ゴミ出しが困難になっている利用者が多いのは事実です。ゴミ収集車による戸別対応など、市町村によって他のサービスがありますので、必要な利用者については、サービス提供責任者からケアマネジャーに相談します。

監修・執筆/石橋亮一先生
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員。東京電機大学非常勤講師(介護福祉論)。特別養護老人ホームやホームヘルプサービスなどに従事後、現在は研修講師、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員などを兼務。

イラスト/きたもり ちか

関連記事

  • URLをメールで送る
  • このページを印刷する
  • 2016年12月23日

この記事はこの号に掲載されています

老計第10号 2-1 掃除

へるぱる 2016 冬号28ページに掲載

おもな特集

  • 片麻痺・リウマチ・椎体圧迫骨折・パーキンソン病 症状別の配慮ポイントで介助術を見直そう!
  • 訪問介護サービスの 必須書類 そろっていますか?
  • 訪問介護のいろはがわかる!イラストで解説! やさしい「老計第10号」[4]

ほか

いま、困っているのは…

いま、人気の記事