20170127

サービス提供責任者の指導・助言のポイント

老計第10号 2-5 一般的な調理、配下膳

  • 配膳、後片づけのみ
  • 一般的な調理

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
「冷蔵庫の中を見せていただいてよろしいですか」と声をかけた上で、食材などを確認してください。その上で、何が作れるかを具体的に提案し、利用者に決めていただきましょう。

「何がお好きですか?何を食べたいですか?」という開かれた質問をすると、返答に困る利用者がいます。「お肉がいいですか?お魚がいいですか?」などの閉じられた質問を有効に活用してください。

煮る、焼く、揚げる、炒めるなどの調理方法や、食材のカットのサイズ、味付けについても同様です。味付けをしたら、味見をしていただくことも大切です。

20170127_02

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
効率よく時間の短縮を図るため、利用者の了解を得て、例えば「ほうれん草や小松菜は、100g程であれば600Wで1分間加熱の後、水にさらす」など、電子レンジを活用させていただきましょう。加熱して調理する食材は、十分に加熱をしますが、電子レンジを使用する場合、熱が中心部まで伝わりにくいものがありますので、時々かきまぜるとよいですね。

また、利用者から「残り物を温めてほしい」と依頼される場合があります。前回の記録などを見て、作ってから時間が経っているものについては、「お体に障ってはいけませんので」と丁重に声をかけ、廃棄させていただきましょう。

20170127_03

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
例えば、糖尿病を患っているのに、おかずを食べずに白米ばかり食べてしまう利用者がいます。利用者の健康面をふまえて、さりげなく野菜や海藻類から配膳し、最後に白米を配膳しましょう。

このように食事の摂り方にムラがある利用者には、いつも残しがちな物から配膳し、少しずつ食べていただくような工夫をしてみましょう。

また、一連の調理の行為を「清潔な手で」「清潔な道具を使用し」「清潔な食器に盛り付ける」ことを心がけましょう。

20170127_04

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
使用した物品は元の位置に戻し、調理器具やガスレンジの周りをきれいに掃除しましょう。生ごみは小さいビニール袋に入れ、きちんと結び、虫などが発生しないように捨ててください。

ビニール袋がない場合は、新聞紙に包んで捨てます。調理した料理をすぐに食べない場合は、いつごろ召し上がるか利用者に伺った上で、「料理が冷めたら冷蔵庫に入れてください」と助言しましょう。

また、作り置きや作りすぎたときは保存容器に入れ、調理した日付を付箋などで記しておくことが賢明ですので、必要なケースには手配します。

監修・執筆/石橋亮一先生
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員。東京電機大学非常勤講師(介護福祉論)。特別養護老人ホームやホームヘルプサービスなどに従事後、現在は研修講師、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員などを兼務。

イラスト/きたもり ちか

関連記事

  • URLをメールで送る
  • このページを印刷する
  • 2017年01月27日

この記事はこの号に掲載されています

老計第10号 2-5 一般的な調理、配下膳

へるぱる 2016 冬号32ページに掲載

おもな特集

  • 片麻痺・リウマチ・椎体圧迫骨折・パーキンソン病 症状別の配慮ポイントで介助術を見直そう!
  • 訪問介護サービスの 必須書類 そろっていますか?
  • 訪問介護のいろはがわかる!イラストで解説! やさしい「老計第10号」[4]

ほか

いま、困っているのは…

いま、人気の記事