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その時あわてないために

実地指導で調査員が指摘する指導ポイントとは?

実地指導では、どのような指摘が多いのでしょう?ここでは、横浜市の訪問介護事業所を訪問している調査員の話をもとに、多く見られる不備などの事例と指導のポイントを紹介します。

【ポイント1 記録の不備】簡潔でいいので記録を!
実地指導に訪問して、もっとも多いのが記録の不備です。具体的には、

  • 契約書・重要事項説明書・個人情報取扱同意書の日付・署名・捺印に漏れがある(事業者・利用者とも)
  • 重要事項説明書に項目の漏れがある
  • 訪問介護計画書に項目の漏れがある
  • 定期的なアセスメントやモニタリングの記録がない
  • サービスを提供した時間が正確に記録されていない

……などが多く見られます。

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【ポイント2 事故とヒヤリハットの混同】事故の範囲をきちんと区別して報告を!
次に、事故とヒヤリハットを混同している例が少なくありません。具体的には、

  • 誤薬など服薬関係の誤り
  • 転倒(ふらつきで済めばヒヤリハットだが、転倒してしまったら事故。医療機関にかかれば自治体へ報告)※自治体によって報告範囲は異なる

……などが挙げられます。また、事故の記録を残しているのに、自治体への報告がないという例も少なくありません。

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【ポイント3 加算要件の認識不足】加算の意味と要件を正しく理解すること!
加算要件を正確に理解しておらず、必要な記録を残していないというケースも少なくありません。具体的には、

  • 初回加算…サービス提供責任者が同行した記録がない
  • 緊急時訪問介護加算…ケアマネジャーと連携して対応した記録がない
  • 介護職員処遇改善加算…処遇改善計画の内容を周知していない、介護職員以外の賃金改善に充当されている

……などが挙げられます。

協力/公益社団法人かながわ福祉サービス振興会、社会福祉法人秀峰会、横浜市健康福祉局介護事業指導課

取材・文/サイドランチ イラスト/藤井 恵

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  • 2017年06月28日

この記事はこの号に掲載されています

実地指導で調査員が指摘する指導ポイントとは?

へるぱる 2017 夏号62-63ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

ほか

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