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食中毒予防のために

訪問介護ならではの食中毒予防の注意点

食中毒予防の基本を踏まえたうえで、訪問介護で注意すべきことを考えてみましょう。冒頭でも述べましたが、在宅では利用者の食事の様子や食材の管理を常時確認できませんから、ホームヘルパーの目が届かないときの行動まで、きちんと想像した支援をすることが大切です。

高齢者は味覚が低下 「冷蔵庫で保存」を徹底
高齢者は抵抗力が落ちていることに加え、味覚が低下し、腐ったものに気づきにくいという意味でも、食中毒にかかるリスクが高いのです。そのため、つくりすぎにはくれぐれも注意しましょう。一度に食べきれない場合は、必ずホームヘルパーが冷蔵庫にしまってから帰宅してください。また、ダシの入ったスープ類なども腐りやすいので、鍋ごと冷蔵庫に入れてしまいましょう。

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連絡ノートで情報共有保存料理は調理日時を
訪問介護の場合、1人の利用者宅に複数のホームヘルパーが出入りすることが少なくありません。連絡ノートなどを用意し、調理・配膳内容については情報を共有するようにしましょう。

また、冷蔵庫に保存するときには、必ずタッパーのフタなどに調理日時を記載しておくことが大切です。料理にもよりますが、調理して3日以上過ぎているものがあれば、処分してしまいましょう。食材もそうですが、少しでも危ないと思ったときには、迷わず処分するようにしてください。

監修/中村育子
福岡クリニック在宅部栄養課課長。女子栄養大学、同大学院修士課程卒業。静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府博士後期課程 食品栄養科学専攻満期終了。日本在宅栄養管理学会 副理事長。

文/サイドランチ イラスト/福井典子

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  • 2017年07月12日

この記事はこの号に掲載されています

訪問介護ならではの食中毒予防の注意点

へるぱる 2017 夏号24ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

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