20170821

ホームヘルパーにできる認知症ケア

認知症ケア「家族との接し方」研修の進め方

認知症ケアでは、「利用者に対する支援」のみではなく、「利用者の家族に対する支援」も必要です。なぜ家族への支援が大切なのか、どうすれば支援できるのか、今回の研修を通して考えてみましょう!

家族を支援することはより質の高いケアにつながる
第1回で認知症の正しい知識、第2回で利用者を知る重要性を研修しました。そして第3回は少し視点を変え、「利用者家族への支援」を取り上げます。利用者家族は、利用者の変化や言動に戸惑い、大きな不安を抱えています。その気持ちのまま利用者をケアすると、認知症の症状が悪化することがあります。つまり、家族を支援することは、利用者を支援することにつながります。

また、認知症の利用者は自分の状況をうまく伝えられないため、利用者の正しい情報を得るためにも家族の支援は欠かせません。

介護のプロであることを一人ひとりが意識して接する
家族を支援する際、気をつけたいのが距離感です。サービス時間外まで対応することのないよう、家族とは適切な関係を保つことを徹底しましょう。介護のプロであることを自覚し、家族がケアするうえで、役立つ技術や情報を提供します。

研修の進め方のポイント

  1. 研修の目的をはっきりさせます。
    【ポイント】利用者家族への支援の重要性を実感できるように
  2. 講義やワークショップで研修。
    【ポイント】担当する利用者&家族を想像しながら参加してもらう
  3. 最後に研修内容を振り返ります。
    【ポイント】「研修ノート」に今後自分ができることを考え、具体的に書いてもらう

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。

取材・文/山辺健史(介護ライター) イラスト/さいとうかこみ

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  • 2017年08月21日

この記事はこの号に掲載されています

認知症ケア「家族との接し方」研修の進め方

へるぱる 2017 秋号16ページに掲載

おもな特集

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  • 倫理・法令遵守の基本がわかる!
  • 認知症ケア[3] 「利用者家族」とどう接していますか?

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