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頼まれたけど、やっていい?

独居の利用者宅に娘さんが 帰省します。その間の調理は対応できますか?

Q.通常は独居のため調理を支援していますが、お盆や年末年始などは遠方に住む娘さんが帰省します。一週間ほど滞在するのですが、その間の調理は継続して対応してもよいのでしょうか?

A.基本的には休止すべきです。娘さんが調理可能であればその間の生活援助は不要と判断します。
家族の帰省中はその長さにもよりますが、同居家族とみなします。よって一切の生活援助は休止すべきです。しかし、家族がどこまで支援できるのかにもよります。帰省中、常に家にいて利用者の世話ができる状態であれば、生活援助は休止しましょう。

【こう考えよう】
家族が短期間でも家にいれば、その間は家族による家事が優先されます。しかし、帰省中に親戚の家を訪問するためほとんど留守にするとか、その家族に障がいがあるなど、家事ができない理由があれば生活援助は継続できます。

また、利用者に疾患があり、食材や栄養に配慮した調理が必要など、いつも調理している人でなければ難しい特別の理由があれば、たとえ家族が帰省中でも生活援助の継続を検討する余地があります(ただし、特段の配慮の必要性の度合いによっては身体介護の算定になります)。

なお、休止する際には帰省してくる家族とも連絡を取り合って、行き違いがないように事前に対応をしてください。

監修・執筆/能本守康
介護福祉士、主任介護支援専門員、相談支援専門員、日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャー、日本介護支援専門員協会常任理事、(株)ケアファクトリー代表取締役などを務める。著書に『Q&A 訪問介護サービスのグレーゾーン 改訂版』(ぎょうせい)などがある。

イラスト/藤原ヒロコ

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  • 2017年12月04日

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独居の利用者宅に娘さんが 帰省します。その間の調理は対応できますか?

へるぱる 2017 冬号47ページに掲載

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