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頼まれたけど、やっていい?

「おかずは4品作ってほしい」と頼まれたのですが作っていいですか?

A.「日本人が日常的に食べている食事の調理」は2~3品が妥当ですが、とはいえ4品がダメと断言はできません。
要は4品を調理する手間と時間です。例えばおひたしや炒め物などは短時間でできます。下ごしらえが必要な煮物や蒸し物などばかり4品調理するのは、時間的な制約から難しいと判断すべきでしょう。

【こう考えよう】
基本的には品数よりも調理にかかる時間です。現在、生活援助は45分が区切りになっています。45分以上については制度上の制限はないのですが、算定できる報酬は固定のため、採算性からするとせいぜい60~70分といったところでしょうか。そうすると、ご飯やみそ汁に加え、下ごしらえをして調理、後片付けまでを考えると、作れるおかずはせいぜい2~3品でしょう。

それ以上の品目を希望する場合は、調理支援そのものを自費対応で行うことが適切です。“60分までが介護保険で、それ以上は自費”という組み合わせは、現在の制度では一体のサービスとみなされるため、不適切になります。

監修・執筆/能本守康
介護福祉士、主任介護支援専門員、相談支援専門員、日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャー、日本介護支援専門員協会常任理事、(株)ケアファクトリー代表取締役などを務める。著書に『Q&A 訪問介護サービスのグレーゾーン 改訂版』(ぎょうせい)などがある。

イラスト/藤原ヒロコ

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  • 2018年01月24日

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「おかずは4品作ってほしい」と頼まれたのですが作っていいですか?

へるぱる 2017 冬号48ページに掲載

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