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ホームヘルパーにできる認知症ケアとは

認知症の人への着替えのポイント

本人の好み(意思)をできるだけ尊重する
判断力が弱まっている認知症の人にとって、季節・天気・TPOなど、様々な要素をもとに服を決める行為はとても難しく感じるもの。とはいえ、洋服選びは、自立を促す側面や個性を発揮する場として大切なので、できるだけ自分で選べる環境を整えることが望まれます。介助の際は利用者自身の好み(「これが着たい」などの意思)を尊重しつつ、その日に合った服をさりげなくすすめます。

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利用者の「いまの状態」に応じて手伝う
認知症になると、昨日できたことが急にできなくなることもあります。特に着替えは、「その日その時」の症状や気分、調子によって変わるケースが多くみられます。「前回できたからといって今回できるとは限らない」ことを念頭に置きましょう。状況に応じて、手伝う姿勢でいることが大切です。

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衣服の着脱はひとつずつ具体的に声かけする
認知症になると「服を脱ぐ•着る」という行為そのものを忘れている場合もあります。その時は、「私につかまって、少しお尻を浮かせてください」「(チャックを指して)これを外してください」など、ひとつずつ具体的に声かけして着脱をフォローします。途中まで手伝えば、体が自然に動き、その後はスムーズにできることもあります。

監修/和光病院看護部
認知症専門病院の看護部として、地域の高齢者医療・介護・福祉に貢献。他の専門職と連携しながらチームケアを推進している。入院・通院患者のケアに加え、訪問看護の経験も豊富。『驚きの「和光病院式認知症ケア」実践ハンドブック』(小学館刊)を監修。
取材・文/山辺健史( 介護ライター)、イラスト/フジサワミカ

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  • 2016年10月05日

この記事はこの号に掲載されています

認知症の人への着替えのポイント

へるぱる 2016 秋号50ページに掲載

おもな特集

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