介護現場において、緊急時はどうしても生じてしまうものです。でも、事前にできることをおこない、いざという場面に備えておけば、適切に行動でき、利用者を危険から救ったり、介護職自身のメンタルを保ったりすることができます。
今回は、その点に着目し、大きく2つの切り口で紹介します。
様々な“緊急時”を想定して「どうするか」を決めておきましょう。たとえば、
- 訪問したけど応答がない場合
- 利用者が倒れているのを外から発見した場合
- 認知症の利用者の場合
この他にも利用者の状況ごとに、考えられる“緊急時”を伝え、どのように対応するか(してほしいか)を確認します。最初の契約の場で、利用者と家族の了解を得られれば、罪に問われたり、クレームを受けたりすることを回避できるでしょう。
本誌では、より具体的に取り決め内容について紹介しています。
監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社 戦略本部 人材開発担当。介護福祉士。施設介護、通所介護、訪問介護などの職を経て、人材育成、資格講座の講師を担当。2013年より現職に就き、研修企画・管理の統括責任者。
イラスト/さいとうかこみ
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