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早く気づく 報告する 「虐待防止」のために何ができるか?①

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早く気づく 報告する 「虐待防止」のために何ができるか?①

年々増加傾向にある“虐待”

平成30年度の厚生労働省の調査では、虐待と判断されたケースは養護者によるものが1万7249件(相談・通報件数3万2231件のうち)、養介護施設従事者等によるものが621件(同2187件のうち)となっており、どちらも前年度を上回っています。

虐待に関する知識が広く浸透し、対応しようとする人が増えた結果と考えれば悪い面だけではありませんが、利用者の身近でサービスを行う訪問介護職には、いっそう早期発見の役割が期待されている、といえます。

まず見つけることがホームヘルパーに求められています

高齢者虐待防止法では、「高齢者が他者からの不適切な扱いにより権利利益を侵害される状態」が高齢者虐待であるととらえています。この時、「虐待をした」「虐待を受けた」という「自覚」「悪意」等の有無は問いません。客観的事実をとらえて判断されています。

例えば、上のイラストのように家族介護者が疲れ果てて介護・世話をできない状況になっていることも「虐待」に該当します。ホームヘルパーには、こうした考え方を知ったうえで、発見する役割が求められています。

本誌では、さらに「具体的にどんな事例があるか」「高齢者虐待の特徴」「ホームヘルパーにできること」などを詳しく見ていきます。また、介護職として行うセルフチェック表も掲載しています。ぜひみなさんで行ってみてください。

資料協力/公益財団法人 東京都福祉保健財団 高齢者権利擁護支援センター

イラスト/尾代ゆうこ

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この記事は『へるぱる 2020年11・12月号』に掲載されています

研修特集は「感染対策」。世界中がコロナに翻弄される今、訪問介護の現場で気をつけるべきことは何か。厚生労働省のYouTube「訪問介護職員のためのそうだったのか! 感染対策!」で製作リーダー・ナレーションを担当されている、聖路加国際大学の山田雅子先生に教えていただきます。気をつけるべきことは、“ウイルスを持ち込まない 受け取らない”こと。実際のサービスの流れ、手順に沿ってポイントを解説しながら詳しく見ていきます。

巻頭特集は「チームケアで介護力を高める」。理想的なチームケアのあり方とは? 利用者、家族、サ責、ケアマネ、ホームヘルパー、主治医、デイサービスの職員と、さまざまな立場の視点も見ながら、具体的なケースを考えます。

そのほかにも、あいまいゾーン、老計第10号、料理レシピなど人気連載満載でお届けする充実の1冊です。

発売日 2020年10月1日 本体価格 1,764円+(税)

へるぱる2020年11・12月号

特集内容

巻頭特集

チームケアで介護力を高める

研修特集1

ウイルスを持ち込まない 受け取らない

感染対策

研修特集2

早く気づく 報告する

虐待防止のために何ができるか?

  • やってしまいがちな実例で考える
    介助術[第5回]
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第11回]
  • 働きやすい職場づくり[第5回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[番外編]
  • 高齢者の薬&生活への影響[第3回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • ホームヘルパー奮闘体験
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例でわかる、応用できる!
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