介護現場では、利用者の体調が急変したり、思いがけない事故が起きたりすることがあります。このとき介護職は、目の前で起きていることにあわててしまうと思いますが、求められているのは、医療職が必要とする情報をすみやかに集め、的確に伝えること。この研修では、そのポイントを一緒に考えていきます。
上の画像は、その練習用のイラストです。この場面で、ホームヘルパーとして確かめることは何か?医療職に伝えるべきことはどんなことか?言葉にして伝える練習をしてみましょう。答えも掲載していますので、本誌で確かめてみてください。
監修/遠矢純一郎
総合内科専門医。日本在宅医学会指導医。スウェーデン・カロリンスカ医科大学認知症ケア修士。桜新町アーバンクリニック院長。1992年鹿児島大学医学部卒業。大学病院・公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。2004年から在宅医療に取り組み、2009年より現職。東京世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践している。著書に『引ける!わかる!高齢者の急変時対応』(技術評論社)がある。
イラスト/しまだ・ひろみ
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医療職に伝える力を磨いて「緊急時」に備える②
この記事は『へるぱる 2021年11・12月号』に掲載されています
巻頭特集の「新型コロナウイルス対応 みんなどうしてる? Q&A」は、読者の方に半年ほど前からアンケートをお願いして、進めてきた企画です。本が出る頃、この感染状況が落ち着いていることを願いながら取り掛かりましたが、現実は、世の中も訪問介護現場も長期にわたる対応に疲れています。他の事業所はどういう対応をおこなってきたか、どういう基準を設けているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。この特集では、現場にいる読者の方の声だけでなく、実際に利用者や訪問介護職に陽性者が出た場合の対応なども詳しく掲載しました。最前線で闘う訪問介護職の方に少しでもお役に立つことを祈っています。
また、研修特集は「虐待防止」と「緊急時の対応」を取り上げます。“虐待は介護職の心の余裕が防ぐもの”と話してくださった監修の川内氏にお話を伺い、改めてこのテーマについて考えています。
その他にも最新の情報満載でお届けします。『へるぱる』が事業所の皆様の考えるきっかけや材料になりますように。
発売日 2021年10月1日 定価 2,000円(本体1,819円+税10%)
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新型コロナウイルス対応
みんなどうしてる? Q&A
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介護職の“心の余裕”が
虐待を防ぐ
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医療職に伝える力を磨いて
緊急時に備える
- うつらない うつさない
介助術 新型コロナウイルス感染症予防の観点から[第5回]
- 老計第10号からひもとく
訪問介護計画書の考え方と書き方[第3回]
- コロナ禍における
働きやすい職場づくり[第5回]
- 事例から考える
あいまいゾーン[第15回]
- 高齢者の薬&生活への影響[第9回]
- 利用者・家族等からのハラスメント[第5回]
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