体力・免疫力の低下から熱中症や食中毒が起こりやすく、重症化しやすいのが高齢者。場合によっては命に関わることもあります。熱中症で救急搬送される高齢者は5月から急増。暑さと、長引くマスク生活とで危険性が増しています。また、食中毒の予防は常に心がけるべきですが、梅雨の時期から夏にかけては細菌が増殖しやすいので、細菌性の食中毒が増える傾向にあり、注意が必要です。
高齢者の生活に身近な訪問介護職として、この時期、特に注意していきましょう。
本誌では、熱中症&食中毒、それぞれについて、危険性の高い場面と、ホームヘルパーのできる工夫ポイントなどを見ていきます。ぜひ、これからの季節にお役立てください。
監修/
潮美恵子
(株)まごころ介護サービス 教育研修部課長。入社18年目〈訪問介護14年・教育4年〉/趣味:テレビドラマや映画を見る、歌を聞きながら(歌いながら)ドライブ、お酒を飲む(日本酒・梅酒)、仕事(介護の仕事)/仕事で大切にしていること:目配り・気配り・心配り。どんな時でも笑顔で!
齋藤亜衣子
(株)まごころ介護サービス 教育研修部次長。入社11年目〈訪問介護6年・サービス付き高齢者住宅(小規模多機能型居宅介護併設)1年・教育研修部3年〉/新卒で入社して、結婚・出産を経て、時短社員で仕事復帰/趣味:娘と遊ぶこと/介護のモットー:年をとっても喜怒哀楽。何事も楽しく!
イラスト/関口紀子