緊急時対応に苦手意識を持つ人は少なくないと思います。しかし、利用者の日頃の生活をよく知るホームヘルパーだからこそ、できることが多くあります。『へるぱる2022 9・10月』の研修企画では、急変によって利用者の状態や生活が大きく損なわれずに済む最良の対応について、要介護者への訪問診療などに取り組む川越正平先生に医師の視点から教えてもらいました。
利用者の体調が急変した時、救急搬送されたり入院したりすれば、「これで大丈夫」と思うかもしれません。しかし、利用者によってはその対応が最良ではないこともあります。例えば、「入院中の過度な安静により、ADLが低下してしまう」などです。
本誌では、その他のケースについても触れています。また、医師にはないホームヘルパーの強みを生かして、緊急時を未然に防ぐためにできることなどを紹介しています。コピーすれば、事業所内研修にそのまま使って頂けます。どうぞご覧ください。
監修/川越正平
医師。医療法人財団千葉健愛会理事長、あおぞら診療所院長。訪問診療に携わるほか、介護等との連携や教育、研究などに取り組む。松戸市在宅医療・介護連携支援センター管理責任者。編著に『介護職のための医療とのつきあいかた』(メディカ出版)などがある。
イラスト/しまだ・ひろみ
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