健康管理の基本に立ち返ろう
猛暑の夏を乗り越えてほっとしたのもつかの間。寒さが厳しい冬の到来です。体調を崩しやすい冬に、利用者の健康を守るために介護職が心がけたいことを改めて確認していきましょう。
ホームヘルパーにできることはなんでしょう? それは
- 利用者の生活をしっかりみること
- 医療職と適切に連携すること
なぜなら、大前提として、人は「食べる」「排泄をする」「体を清潔に保つ」などの生活の基盤ができてこそ、健康でいることができます。もしそこに問題があれば、まずはそこから解決しなくてはいけません。当たり前のこと、と思われるかもしれませんが、利用者の健康を守るために、介護職だからこそできる、とても大切なことです。
本誌では、「医療職にすぐにでもつなぐべき状態」のポイントや、寒い季節に増える「ヒートショック」「感染症」「低体温症」などの冬に多い健康トラブルを取り上げて、イラストを交えてわかりやすく説明しています。
監修/和田忠志
東京医科歯科大学卒業。いらはら診療所医師。医師とホームヘルパーの連携に詳しく、各地で介護職向け医療講座等を行い、健全な在宅医療の普及に尽力している。著書に『こんなときどうする? ホームヘルパーと家族のための医療講座』(医歯薬出版)、『訪問介護サービスハンドブック―「原則的に医行為でない行為」の理解』(中央法規出版)、『介護の現場で役立つ 医療的ケアハンドブック』(自由国民社)など。
イラスト/ササキサキコ
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