冬は高齢の利用者にとって過酷な季節ですが、その中でも一刻を争うほど利用者が危険な状態にあるときは、すぐに医療職と連携する必要があります。その際に基準になるのが、上にあげた6つのポイント。このポイントは、利用者の全体像を見て状態を判断する方法です。必ずしも万能ではありませんが、シンプルかつ実用性の高い判断方法なので、ぜひ記憶しておきたいものです。
本誌では、それはなぜなのか、どういう状態なのか、をわかりやすく解説します。
また、冬に多い健康トラブルとしてヒートショック 低体温症 感染症があげられます。こちらについても、基本的な情報を解説しています。ぜひ本格的な寒さの前に事業所のみなさんで確認してみてください。
監修/和田忠志
東京医科歯科大学卒業。いらはら診療所医師。医師とホームヘルパーの連携に詳しく、各地で介護職向け医療講座等を行い、健全な在宅医療の普及に尽力している。著書に『こんなときどうする? ホームヘルパーと家族のための医療講座』(医歯薬出版)、『訪問介護サービスハンドブック―「原則的に医行為でない行為」の理解』(中央法規出版)、『介護の現場で役立つ 医療的ケアハンドブック』(自由国民社)など。
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