訪問介護サービスを提供するにあたって、サービス提供記録はもっとも重要になる書類の一つです。しかし、特に「自由記述欄」や「特記事項」と呼ばれる欄については、記述の自由度が高いことから、何を書けばよいのか、と悩む人も少なくありません。
「苦手意識が強く、何を書けばいいか思いつかない」「わかりづらいと指摘されても、直し方がわからない」「いつも同じような内容になってしまう」……。
これらは、実際に読者アンケート調査を行った際に挙がった意見で、すべて、サービス提供記録の文章で書く部分についての悩み。多くの人と事業所が改善法を模索していることが伺えました。
みなさんから挙がった様々な悩み。さて、どうすれば改善していけるでしょうか。
『へるぱる』では、
- そもそもサービス提供記録はなぜ重要か?
- どうすれば書けるようになるのか?
- よく使う表現・言葉を見てみよう
- 実践! 漫画を読んで記録を書いてみよう
と、段階を踏んでご提案していきます。ぜひ本誌を使って実践してみてください。
監修/柴田範子
NPO法人「楽」理事長として、「小規模多機能型居宅介護 ひつじ雲」、「身体障害グループホーム ひつじ雲」を運営する。川崎市高齢者保健福祉計画策定推進委員、川崎市住宅政策審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。
イラスト/尾代ゆうこ