なぜ、高齢になると低栄養になりやすく、誤嚥を起こしやすくなるのでしょう? 高齢者の食と栄養の関係と体の仕組みを知ることで、これらは未然に防げる場合も多くあります。『へるぱる 2024 3・4月』では、栄養をとることの大切さを学びながら、低栄養と誤嚥の予防について改めて考えます。
まず、「なぜ高齢者は低栄養になりやすいのか?」というと、大きな原因は「活動量の低下」です。活動量が減ると、食欲・筋力が低下し、低栄養への悪循環に陥ります。
本誌では、
- 低栄養とは?
- フレイルとは?
- サルコペニアとは?
という基本情報を押さえながら、「低栄養状態を早期発見する」ためのチェック情報や高齢者からのサインなど、役立つ情報満載でお届けしています。
監修/阿部咲子
帝塚山大学現代生活学部食物栄養学科准教授。管理栄養士、NST専門療法士、臨床栄養師、介護支援専門員、栄養経営士。介護老人保健施設や病院等で幅広い現場経験を経て現職。「高齢者の栄養ケアと中鎖脂肪酸の活用」(『栄養経営学エキスパート』日本医療企画)、『栄養士ダイアリー2022・2023』(共著、日本医療企画)などがある。
イラスト/黒木梓
関連記事
低栄養と誤嚥の予防②