誤嚥を防ぐ食事支援のポイントとは?
利用者の食事支援を担当している人も多いと思います。誤嚥は利用者にとってつらいことです。防ぐために訪問介護員が気をつけたいポイントとしては、
- 食事の約30分前に、水分補給を行うと効果的
- むせてしまった場合、そのまま見守ることが大切
等が挙げられます(詳しい内容は本誌をご覧ください)。
また、当然ながら
- 食事中の姿勢も大切。正しい姿勢で食べやすい環境
そして、
- 食事を楽しい時間に。食べる楽しみを感じてもらう
という点も重要です。
本来、食事は楽しいものです。「自分だったらこんな食事介助をしてほしい」と想像し、自分がされたら嫌なことを省いていくことで、自然によい食事支援につながっていくでしょう。
監修/阿部咲子
帝塚山大学現代生活学部食物栄養学科准教授。管理栄養士、NST専門療法士、臨床栄養師、介護支援専門員、栄養経営士。介護老人保健施設や病院等で幅広い現場経験を経て現職。「高齢者の栄養ケアと中鎖脂肪酸の活用」(『栄養経営学エキスパート』日本医療企画)、『栄養士ダイアリー2022・2023』(共著、日本医療企画)などがある。
イラスト/黒木梓
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