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「接遇」はなぜ大切か? 傾聴を中心に考える①

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「接遇」はなぜ大切か? 傾聴を中心に考える①

介護職のみなさんは、利用者が安心して介護を受けるために「接遇」が大切だということを理解し、日頃から意識していることと思います。すでに何度も研修を受けた人も多いでしょう。「傾聴」についても同様だと思いますが、よく知っているつもりでも、改めて学んでみると新たな発見があります。今回は演習を中心に、利用者が心地よいと感じるコミュニケーションの基本である「傾聴」を一緒に考えましょう。

「傾聴の姿勢」を作る基本として、アメリカのイーガン氏が提唱したSOLER(ソーラー)理論をもとに学んでいきます。この人には話がしやすいな、と利用者が感じる雰囲気を作り出すのは、言葉や環境だけではなく、介護職の態度も大切な要素。傾聴する時の動作として心がけると、相手を大切に思う気持ちが伝わり、利用者が話しやすい雰囲気につながります。それがSOLER(ソーラー)理論。
S(Squarely)
O(Open)
L(Lean)
E(Eye Contact)
R(Relaxed)

の頭文字をとったものです。相手とまっすぐに向き合い、開いた姿勢で、視線を合わせて、リラックスして……という意味が含まれています。具体的には、それはどういう姿勢でしょうか?

本誌では、実際にその姿勢を取ったり取られたり、を体験できるように2人1組でのワークショップを提案します。視線の高さ・距離・位置などを、お互いに「利用者」「ホームヘルパー」になって演じてみます。見るのと体験するのには明らかな違いがあります。ぜひ誌面に沿って演習をして、感じてみてください。

監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社・管理本部 人事部人材開発担当部長(マネジャー)。介護福祉士。施設介護、訪問介護などの職を経て、企画・業務開発などに従事。これから「介護」を目指す人の熱い想いを支え、その教育・研修を提供することで、地域・社会への貢献を果たしている。

 

イラスト/尾代ゆうこ

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この記事は『へるぱる 2024年3・4月号』に掲載されています

長年続く介護業界の「人手不足」。解消するには「採用」そして「離職を防ぐこと」が肝要です。『へるぱる 2024 3・4月』では、今働いている人のやりがいとモチベーションを高め離職を防ぐ取り組みを実際におこなっている事業所を複数取材し、実例をご紹介します。参考にできるポイント満載です。
研修テーマは①低栄養と誤嚥の予防 ②「接遇」傾聴を中心に考える、と、注目度の高いテーマ2本。その他にも、あいまいゾーン、介助術、料理レシピ、ホームヘルパー奮闘体験、老計第10号、書類の書き方、など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2024年2月1日 定価 2,090円(本体 1,900円+税10%)

へるぱる2024年3・4月号

特集内容

巻頭特集

人手不足の今だから

「ここで働きたい」と思える職場づくり

研修特集1

高齢者の食と栄養の関係を改めて考えよう

低栄養と誤嚥の予防

研修特集2

「接遇」はなぜ大切か

傾聴を中心に考える

  • 〈体験談〉みんなの事業所どうしてる?
  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第7回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第7回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第4回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
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