自分が感染しないために手指衛生で大切なことは?
新型コロナウイルスでもインフルエンザでも、感染すると体調不良だけでなく、「誰かにうつす」「仕事を休まなければならない」など様々な支障をきたします。そうならないために気をつけることのひとつに「手指衛生」があります。これは、感染症対策の基本中の基本といえます。
感染を防ぐ効果を得るには、
- 訪問してサービス提供を始める前、終了して利用者宅を出る前
- 食事介助の前後、おむつ交換の前後など、1つひとつのケアの前後
など、適切なタイミングでおこないましょう。
手指衛生には、「流水と石けんを使う手洗い」と「消毒」があります。消毒の方が効果的と思われがちですが、最強なのは手洗いです。アルコール消毒液では、ノロウイルス、アデノウイルスなどへの効果が不十分だからです。
本誌では、より詳しく手指衛生についての情報を掲載しています。それ以外にも、自分が感染しないための重要ポイントなどを取り上げています。事業所内研修の資料としてご活用ください。
監修/堀 成美
感染症対策コンサルタント、看護師。民間病院・公立病院の感染症科勤務、聖路加国際大学 助教(看護教育学・感染症看護)、国立国際医療研究センター国際感染症センター(感染症対策専門職)などを経て、フリーランスのコンサルタントとなる(感染症対策・地域や組織のグローバル対策)。保健所のアドバイザーや介護職向けの研修講師など多方面で活躍。
イラスト/細川夏子
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