認知症の人の介護を担う家族には、心身ともに大きな負担がかかっています。家族へのケアはホームヘルパーの直接の仕事ではありませんが、できることを考えてみましょう。
まず、認知症ケアの基本を確認しましょう。
◆笑顔で穏やかに接する
◆びっくりさせない
◆無理強いをしない
◆根気よく同じ対応を心がける
があげられます。
わかってはいても、家族の立場だと、強くあたってしまうこともあるでしょう。ホームヘルパーとしては、日々のケアのなかで専門性を発揮し、家族に適切な対応法を見てもらう絶好のチャンスとして接しましょう。
本誌では具体的な事例を挙げ、適切な対応法を紹介しています。さらに、家族へのアドバイス例も多数挙げています。詳しくは『へるぱる 2024 11・12月』をぜひご覧ください。
監修/鷹部屋宏平
社会福祉法人三育ライフ 特別養護老人ホームシャローム東久留米 施設長兼人材開発室長。東京都認知症介護指導者。アメリカでメディカルソーシャルワーカーの資格を取得しホスピスに勤務。その後、現在の法人で相談員、在宅福祉部責任者などを経て現職。認知症実践者・リーダー研修のほか、「認知症ケア」「看取りケア」「ハラスメント対策」などの研修講師として活躍中。
イラスト/パント大吉
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