『へるぱる 2024 11・12月』の認知症ケア研修では、認知症の人の介護を担う家族に注目しています。不安やイライラを抱える家族に対し、気持ちの聞き役、体調面への配慮などホームヘルパーとしてできることを考えてみましょう。
家族の気持ちを受け止めながら健康状態に気を配る
毎日の介護によって家族は大きなストレスを受け続け、心の不調が起こりやすくなります。心の不調は、不安やイライラだけではなく、めまい、たちくらみ、痛みなど体の不調として現れることもあります。家族の様子についても日頃から観察し、「顔色が悪い」「声の張りがない」などいつもと違うときには、ひと声かけ、必要に応じてサービス提供責任者に報告しましょう。
その他にも、家族の疲弊を防ぐために提案できることがあります。詳しくは『へるぱる 2024 11・12月』をご覧ください。
監修/鷹部屋宏平
社会福祉法人三育ライフ 特別養護老人ホームシャローム東久留米 施設長兼人材開発室長。東京都認知症介護指導者。アメリカでメディカルソーシャルワーカーの資格を取得しホスピスに勤務。その後、現在の法人で相談員、在宅福祉部責任者などを経て現職。認知症実践者・リーダー研修のほか、「認知症ケア」「看取りケア」「ハラスメント対策」などの研修講師として活躍中。
イラスト/パント大吉