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裁判例から学ぶ「介護事故の再発」にどう備える?①

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裁判例から学ぶ「介護事故の再発」にどう備える?①

気をつけていても介護事故が起きてしまった場合、事業所と利用者・家族との話し合いで解決できるケースが多いと思います。しかし、なかには裁判に発展するケースもあります。今回は、裁判で事業所の過失が認められた事例を見ていきながら、介護事故の再発防止について考えていきましょう。

上のイラストは、実際に平成25年に裁判になった事例です。この利用者さん(事故当時82歳、要介護5、女性)は、土間に転落して大腿骨頸部内側を骨折。事業所に過失があると認定され、賠償額は約1,726万円に上りました。具体的に問題になったのは、大きく下記2点。

  • 事故を予想できたか
  • 職員が注意すれば回避できたと言えるか

『へるぱる 2024 11・12月』では、この経緯を順を追って解説し、事故から学べるポイントを通して、再発防止に向けてできることを考えます。

監修/外岡 潤
介護・福祉系のトラブル解決に特化した法律事務所「おかげさま」代表。公益財団法人介護労働安定センター雇用管理コンサルタント。紛争を話し合いで解決する技術「メディエーション」を研究し、介護トラブルの裁判外紛争解決手続(ADR)活動を推進。著書に『利用者・家族・スタッフ別にポイント解説! 裁判例から学ぶ介護事故対応』(第一法規)などがある。

 

イラスト/藤原ヒロコ

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この記事は『へるぱる 2024年11・12月号』に掲載されています

2024年度の介護報酬改定から約半年。みなさんの事業所ではどの様な変化がありましたか? 今号では、改定内容の中から訪問介護事業所として押さえておきたいポイントを「攻め」と「守り」の観点からわかりやすく解説。疑問の多い減算と加算についても答えます。

研修テーマは①「家族への対応、どうしてる? 在宅生活を続けるための認知症ケア」と、②「裁判例から学ぶ 介護事故の再発にどう備える?」の2本。その他にも、あいまゾーン、介助術、料理レシピ、奮闘体験、老計第10号、書類、など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2024年10月1日 定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

へるぱる2024年11・12月号

特集内容

巻頭特集

攻めと守りの視点が重要

2024年度 介護報酬改定のポイント

研修特集1

家族への対応、どうしてる?

在宅生活を続けるための認知症ケア

研修特集2

裁判例から学ぶ

介護事故の再発にどう備える?

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第11回]
  • ○×で読み解く! 老計第10号[第11回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • みんなの事業所どうしてる?[ウェブサイトでの掲載・公表]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第8回]
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