訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

倫理の“迷い”は現場の事例から考える 倫理・法令遵守①

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倫理の“迷い”は現場の事例から考える 倫理・法令遵守①

基本的に介護の現場は、倫理観の高い方が多い職場です。「倫理・法令遵守」の研修というと、つい「法を守ろう」「倫理観を高めよう」という意識にとらわれがちですが、『へるぱる 2025 1・2月』では、少し肩の力を抜いて「これは意識していなかった」「ここが抜けていたかも?」という視点で見直しています。

そこで、改めて「人権」について考えてみましょう。
要介護状態で思うように活動ができなくなった利用者の場合、自由や尊厳などの人権が損なわれるような状況になることも少なくありません。「福祉」は日本国憲法で規定された人権を具体化したもので、私たちの仕事は利用者の人権を保障するものです。

利用者への人権侵害にあたる行為の例として、

  • 呼ばれても無視をする
  • 無理やり食事を口に入れる
  • 人前でおむつ交換をする

などが挙げられます。安全性や些細なことに気を取られているうちに、大事な「利用者の人権を守る」ことを忘れてしまったり、後回しにしてしまったりしないように注意しましょう。

本誌では他にも具体的な例を挙げ、考えながら学べるよう、ワークショップも用意しています。ぜひ研修資料としてお役立てください。

監修/小林知久
イコール在宅ケアサービス代表。早稲田大学在学中に資格を取り現場に入る。2002年、24歳で母親と創業、現在東京都内4拠点で訪問系事業を運営。事業所のICT化・業務改善を徹底し80歳までの全介護員がビデオ会議できる体制を実現。また弁護士の弟と連携して法リスクに強い介護業務を実践。そのノウハウをもとに名古屋市社会福祉協議会の人権倫理研修、カイポケセミナーなど、各種研修・セミナーの講師を務める。

 

イラスト/さいとうかこみ

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この記事は『へるぱる 2025年1・2月号』に掲載されています

BCP(業務継続計画)を策定し、ホッとしたのもつかの間。研修・訓練、見直しなど、継続的な取り組みが求められています。悩む皆さんの参考になるよう、『へるぱる 2025 1・2月』では、災害を経験した事業所の実例など、実際におこなわれている取り組みを紹介します。

研修テーマは①「倫理の『迷い』は現場の事例から考える 倫理・法令遵守」と、②「利用者に喜ばれる 介護者もラクになる 口腔ケア」の2本。その他にも、あいまいゾーン、介助術、料理レシピ、奮闘体験、老計第10号、書類、など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2024年12月2日 定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

へるぱる2025年1・2月号

特集内容

巻頭特集

他の事業所はどうしてる?

BCP策定義務化のその後

研修特集1

倫理の“迷い”は現場の事例から考える

倫理・法令遵守

研修特集2

利用者に喜ばれる 介護者もラクになる

訪問介護でできる口腔ケア

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第12回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第12回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第9回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
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  • 愛すべきヘルパーな日々
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    訪問介護の書類の書き方
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